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チャン弁護士からのメッセージ


2017年10月31日沖縄・那覇で開かれた「世界の米軍基地と平和への権利~地位協定から考える」に参加してくださった韓国のチャン・キョンウッ弁護士からメッセージを頂きました。

皆さんはじめまして、韓国から参りました。

弁護士のチャン・キョンウッと申します。

ミコル弁護士と共に嘉手納基地及び普天間基地を見てきました。

嘉手納基地では、国家安全保障を強化するため、最新兵器であるF35が配置されたことを聴きました。従来から、たくさんのその他の戦闘機・兵器も配備されて、米軍の訓練も強化されていること、それに対し、基地周辺では市民及び住民たちの反対運動が続けられていることを知りました。

普天間基地では、オスプレイが配備されており、特殊部隊の移送にも使用されていることを知りました。それと同時に、オスプレイはウサーマ・ビン・ラーディンの殺害時にも使用されたことを知り、北の指導者の暗殺計画もオスプレイの訓練に関連付けて行われ、更なる軍事機器の配備や安全保障政策が強化されていることを初めて聴き、ショックを受けています。

現在、朝鮮半島では北と米国の指導者らによる外交上の主張の違いから生ずる論争だけでなく、実際に戦火を交えた軍事攻撃が生ずる危険性を感じている状況があります。

サビア弁護士の講演会に参加してくださった皆様は、朝鮮半島の抱える危機を挑発した人物は誰だと思われますか。

私は、朝鮮半島の民族の一員として北に住む人々を異なる民族だとも、況してや、敵だと考えたことは一度もありません。

北を敵と見なし、米国と共に軍事力の名の下に、人々の命を奪う軍事力を増強させる韓国の現状を皆さんは正当性をもつと考えますか。

冷戦終結後の現在でも維持されている朝鮮休戦協定を平和協定に変えるべきであるという北の訴えに対して、米国はこの変更を承認するべきでない、という姿勢を取り続けています。

私は、朝鮮半島の休戦協定を解決するためには、軍事力と高めていくことによる基地を増強させていくことではなく、

民主的な方法でその地位を確立されている、国家政策を担う職にある者同士が平和的な会談により、朝鮮の休戦協定を平和協定に変えていくことが、今ある緊張関係を解消させていく唯一の方法であると確信しています。

米国が国連の旗を掲げて、世界各国を支配しようとしていると考えられます。私は、嘉手納基地で国連の旗が掲げられている状況を目にしました。国連の旗を掲げて人権を侵害する基地を配備している現状や、米国が世界各地に国連を隠れ蓑にして自らが軍事行動をできる基地を配置している現状に対して、我々は国際的に協力し合い抵抗の声を上げていくことこそが、世界に蔓延る軍事基地を撤廃させていくうえで重要だと考えています。


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